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結婚の心得

結婚の素晴らしさを再認識しよう

結婚した方、結婚を決めた方には、まずお祝い申し上げます。おめでとうございます。

結婚は人生の墓場だとも言われますし、結婚は諦めや妥協が肝心だとも言われますが、本来は愛するパートナーがそばにいるということは素晴らしいことです。

「愛する」というのは、ここでは「相手(対象物)を唯一無二のかけがえのない存在だと思って、大切にすること」と説明しています。あなたは、鍋をつついてテレビを見ながら、あーでもないこーでもないと言い合える相手がいることのありがたさを知っていますか?逆に「この柔軟剤、くせーな」と言う相手がいない虚しさを、知っていますか?

自分の人生をそばで見ていてくれる人、自分の代わりはいないと思ってくれる人がいること、なんでもない日常を共有できる人がいること。ずっと愛され続けて寂しさを知らない人や、遊びたい盛りの人には、なかなか分からないかもしれません。でも、残念ながら(自然の順序で言えば)親はいずれ先に亡くなりますし、遊びたいという気持ちも、いずれは虚しさに変わり灰のようになっていきます。

我々は宇宙の中で塵(ちり)のように小さい存在ですが、そばに安定的に誰かがいれば、その人にとって大きな存在になることができます。その人も、自分にとって大きな存在になります。そばにパートナーがいるということのありがたさが分からないなら、誰も自分を気にしていない世界をイメージして、その恐ろしさを認識してください。きっと結婚の素晴らしさが分かるはずです。

結婚のコツ1「魂を注ぐ」

例えば命を削りながら何らかの芸術作品を生み出したら、そこには「魂が込められた」ということになります。ここで言う「魂」というのは、自分を賭けること、自分を傾けること、精神を何かに向けること、精神の負担を背負うこと、を意味します。

例えば妻の話を、ただ耳で聞くだけよりも、興味関心を持って聞く、気持ちを感じ取ろうとする。そのとき、夫は、魂を注いだことになります。気持ちをそちらに向けて、自分がそこに関わろうとしているからです。

例えば年収1億円の人が適当に選んだ100万円のネックレスより、年収500万円の人が、あれこれ考えて、なんとか余裕を生み出して買った5万円のネックレスのほうが、プレゼントとしては魂が込められていることでしょう。

「魂を注ぐ」というのは、「自分が主体的に関わろうとする」と言い換えても良いでしょう。まぁぎりぎりな感じの人は、「魂を注ぐ」を意識しなくても、自然と魂が漏れ出てしまうものです。でも、何事も上手に、余裕を持って、器用にやれてしまう人は、意識したほうが良いでしょう。特に「こうしておけばいいんだろ」という姿勢は禁物です。

結婚のコツ2「余裕を作り合い、守り合う」

例えば仕事で上司に褒められた、友達に嫌われた、自転車で転んで怪我をした、などなど人生には様々なことが起こります。それは良いことや悪いことは、全体的な「心の余裕」という、ゲームで言うところのライフゲージのようなものとして集積されます。そしてそのライフゲージは、また仕事を頑張る活力であったり、夫や妻に優しくするためのエネルギーとして利用されます。

この、心の余裕を、奪い合う関係になってはいけません。ほったらかして、相手は相手、自分は自分、という関係になってもいけません。お互いに余裕を作り合って増やし合うような好循環を生み出す必要があります。ですから「相手の心の余裕を守れているか、増やせているか」を意識してイメージしたほうが良いのです。

愛することや、楽しいことを一緒に共有すること、褒めること、感謝すること、などは基本です。

例えば夫が職場で大失敗し、大きなストレスを受けたとします。夫のピリピリした態度に、妻もピリピリして、「仕事のイライラを家庭に持ち込まないで!」と言いたくなるかもしれません。でも、外から余裕を奪うようなできことがやってきて、夫も妻も余裕を奪われてお互いに対立するのは、とても残念なことです。外から試練が来たのなら、そのマイナスを、なんとか二人で一緒に受け止め切ろうとする必要があるでしょう。夫は、できるだけ妻にピリピリするのではなく、素直に辛い気持ちを吐き出す。妻は、聞いて、気持ちを癒して支える。こうして余裕を作り合う姿勢が大事なのです。

例えば妻が家事や子育てをしていたら、やはり夫が妻の「何もしなくていい時間」を用意しないと、心が殺伐としてきますよね。もし妻の余裕を生み出すことができなかったら、結局は、その殺伐さは夫にも跳ね返ってきて、いやーな雰囲気になり、夫の余裕が削られることになるのです。余裕は、思いやって与え合ってこそ、その総量が増えていきます。ケチになって守ろうとすると、どんどん二人の総量が減っていくのです。

相手の余裕を作ってあげようとする、守ってあげようとする。その精神を大事にしてください。

結婚のコツ3「サボることを認める」

余裕がどうしても作れずギリギリで生きざるを得ないなら仕方がないのですが、できれば、ほどほどにサボらせましょう。相手に対してある程度の怠惰さを許容すると、自分も少し楽になります。

体調不良などはもちろんそうですが、なんとなく何もやりたくないときだって、あって良いんです。まぁそれがいつもだと困りますし、限度はあるのですが、これは上記の「余裕を作り合い」の一環として大事にしてください。

結婚のコツ4「何をやったか、を比べない」

「自分は仕事も部屋の掃除もやったのに、お前は買い物と料理しかしていない」

こうやって「やったこと」の量を比べていると、徐々に険悪になってきます。例えば体力があまりない人もいますし、精神的に不安定で踏ん張りきれない人や、朝がどうしても苦手という人もいますよね。

仮に、夫が100活動して、ちょっと疲れた顔をしているとします。それに対して妻が30しか活動していないのに、できない自分に落ち込んで、不安定になって泣いていたら、どうでしょうか。夫は妻に文句を言うかもしれません。でも、その人のキャパでどれだけを費やしているか、どれだけこの生活に魂を注いでいるかと言えば、それは妻のほうが多いとも言えるでしょう。本人なりに、余裕がなくなるところまで、踏ん張っているんですから。

その人が、なんとかしたいと思いながらも、本人なりに頑張っているなら、それでいい。そう思い合えたら理想的です。

え?「体力がないほうが得じゃないか!」「頑張れない人のほうが得じゃないか!」と思いますか?もしそう思うなら、本当に相手が楽していて「体力なくてラッキー★」と思っているのか、よく感じてみるところから始める必要があります。相手がそんな人間なのかどうか、知る必要があります。不信感が二人を引き裂く元になりますから、相手を信じられるようなところまで理解する必要があるでしょう。

結婚のコツ5「役割分担をしない」

生活の中で自然と「洗濯は妻、食器洗いは夫」などと役割が形作られていくのは良いのです。でも、はっきりと、何々は誰々の役割、と決めないほうが良いでしょう。基本的に全てのことを二人がやるつもりでいるほうが良いでしょう。当番制も望ましくありません。

掃除は妻がやるもの、と決めてしまえば、行き届いていないときに妻は罪悪感を背負いますし、夫は不満に思うでしょう。妻ができないなら夫がすれば良い、夫もできないなら部屋が荒れていても仕方がない、それは二人の責任、と思っていればいいのです。

例えば子育てをし始めてから、よく「おれウンチのおむつ替えをしたことないし」「いや幼稚園の送り迎えとか分からないし」などと言い出す人がいますが、ピンチヒッターすらもできないようでは困ります。家庭のことは、ほとんど全て「二人で担っているもの」という意識を持ちましょう。

結婚のコツ6「どうでもいいことを大事にする」

これは夫婦生活に限らないことですが、彼氏彼女の関係でも、「どうでもいいやりとり」はとても大事です。例えばメッセージで「今日の昼飯はおにぎり一個だけにしとこ」などと送られてきた場合「いったい、何の意味があるのか。どういう返事が期待されているのか」と思ってしまう人もいますが、そんな意味のあるやり取りをしたいわけではないのです。ただ、感じたことを共有し、一緒にいると感じたい、それだけなのです。だから「へー」とか「ストイックだな」とか「じゃ、おれも」とか、それなりに返事すればいいのです。

二人で海外旅行をするとか、そういうイベントもたまにはあったほうが良いことは良いのですが、それ以上に「何でもない日常」も重要です。ただ一緒にスーパーにいって今日の晩御飯を考える。そういうことの一つ一つが、二人の絆を強くするのです。

時間や空間、そして気持ち。これらをたくさん共有するほどに、信頼関係が強固になり、家庭は安定していきます。まずは「今日は何かあった?」を毎日聞くところから始めてはどうでしょうか。

結婚のコツ7「発展性やリスクに挑む」

日常を大事にするのも良いのですが、やはり人には「退屈」という気持ちもあって、これは無視できないほど大きなものです。また、特に発展性がなくて「ずっと同じことを繰り返すだけ」という感じがしてしまうと、自覚の難しいストレス(イライラ)が蓄積してきて、二人の仲が悪くなったりします。

二人の心がトゲトゲしているとき、「負担が大きすぎてストレスが溜まっている」という場合は分かりやすいのです。でも「背負うものがなく発展性もない」というときのイライラ感は、本人たちがとてもとても気付きづらいでしょう。例えば家のローンを払い終わって子供たちもみんな出てしまい、仕事も退職した、というときには夫婦間に危機が訪れることが珍しくありません。負荷がかかっている間は、殺伐としながらも課題に向けて戦っていられたのに、何もなくなった途端に(寂しいのはもちろん)どうも何をやっても虚しくてイライラしてくるのです。

例えば子供ができた場合、ずっと心配事は続きますし、子供の成長を楽しみにしながらも負荷がかかるでしょう。家を思い切って買った場合や、夫婦で何かのお店を始めた場合なども、変化(発展性)がありつつ負荷がかかります。でもこうした適度な負荷がないまま過ごしていると、どんどん二人の気持ちは淀んで、協力すべきこともあまりなく、気持ちがバラバラになりやすいのです。

いらない負荷をあえて背負う必要はありませんが、思い切ったこと、やりたかったことなどがあれば、パートナーと力を合わせて負荷を背負ってみてはどうでしょうか。

結婚のコツ8「自分の親族からパートナーを守る」

コラム「親への挨拶/両家顔合わせ」の中で詳しく説明しましたが、自分とは血がつながっていない、相手(夫や妻)の親などが言ってくることは、過度に胸に刺さります。傷つきますよね。実は親にとってみても、「息子の妻」「娘の夫」が言ってくることにショックを受けたりしやすいのです。

ですから、自分の親と、相手(夫や妻)との間で、ちゃんと「クッション役」を果たすという意識が必要です。

例えば自分の親が何か不満を言っていたとして、「うちの親がこう言ってた」とそのまま夫や妻に言って良いのか、よく吟味してください。自分の親が言うことは何とも思わなくても、相手の親に言われる立場としてはショックを受けたり腹が立つことも多いのです。その言い分に納得がいかないなら、夫や妻に伝える前に、自分が親に反論したり黙らせる必要があるでしょう。その言い分がもっともだと思うなら、「親が言ってた」ではなく「自分はこう思うんだけど」などと、自分の責任で夫や妻に伝えたほうが良いでしょう。まずはクッション役である自分が一度引き受けなければなりません。これは親からの言葉だけでなく、夫や妻からの言葉を親に伝える場合も同様です。

また、できるだけ「実家側の立場」にならず、「夫や妻を自分の親族から守る立場」を取るよう心がけましょう。実家とのつながりが強くて実家側のポジションからものを言ってしまうと、結婚したのに、夫や妻を孤立させて要塞の中から攻撃するようなイメージになってしまいます。自分の家庭を運営しているという自覚をしっかり持って、実家側に取り込まれないよう気を付けてください。

結婚のコツ9「ぎりぎりまで信じたつもりの行動を取る」

本当に不信感を抱くべき状況なら仕方がないのですが、最初から不信感を前提とした行動に出てはいけません。といっても分かりづらいでしょう。

例えば自分が食事を用意しておいたのに、夫が外で食べてくる。だからもう食事を用意しない、それで自分の怒りを分からせる、ありがたさを理解させる。一見すると当然の流れのようにも思われますが、夫は猿ではありませんし、妻は調教師ではありませんよね。どうなるか身をもって分からせるなんてことをする前に、ぎりぎりまで、何度も話し合って気持ちを伝えないといけません。話せば分かってくれる人だと信じて、ちゃんと伝えないといけません。

痛みに追われていると、信じない前提で、相手をどうにか思い通りにしてやろうと思ってしまいます。でもそういう安易な手法を取っていると、どんどん不仲になるのです。何度伝えても分からない、もう限界、となったら仕方がないのですが、ぎりぎりまで(決裂しないよう)分かり合おうとしなければいけません。

結婚のコツ10「やらなかったこと、に文句を言い過ぎない」

あんなことを言うなんてひどい、あんなことをするなんてひどい、という不満はまだ良いのですが、なんで言ってくれなかったの、なんてこうしなかったの、という不満は控えめにしたほうが良いでしょう。

例えば「なんで風邪だって言ってるのに、帰りに買い物をしてくれなかったの。普通するでしょ」などというのは、できるだけ控えたほうが良いでしょう。ちゃんと「風邪だから買い物して帰ってきてほしい」と言うことが大事ですし、伝えなくてもやってくれ、察しろ、というのは想像以上のストレスを与えるものです。確かに言ったことしかやらない人というのも残念なところがありますが、言わなくても察しろ動けと言い続けると、どんどん萎縮したり、気を張りすぎて、すぐ嫌になってしまうのです。

「やったことではなく、やらなかったことに不満を言い過ぎるときは、自分に問題があるのかもしれない」と疑ってください。コミュニケーションをさぼって無限の最適なサービスを期待していませんか?ちゃんと伝え合わないと、難しいことがたくさんあります。それに「察するコスト」は膨大なのです。

また、「やってくれなかったこと」に不満を言う人は、「やってくれたこと」に対して文句を言わないぐらいの度量が必要です。相手が勝手に察して何かをしてくれたときに、それが間違っていたとしても、できるかぎり感謝しましょう。やってくれなかったことに「察しろ」「言わなくてもやれ」と文句を言う人が、やってくれたことに対しても文句を言うのは、最悪です。

最後に・・・

二人は、桃太郎の一行のように、人生という鬼ヶ島に挑む運命共同体です。二人三脚のレースに出ていると言っても良いでしょう。パートナーと戦っても、鬼には負けますし、二人三脚のレースでも負けます。パートナーと争えば、そこで勝っても、二人ともが負けなのです。

最初に書いた通り、結婚には素晴らしい側面があります。いろいろ書きましたが、二人で協力して幸せになること、愛すること、それだけはしっかり意識しましょう。

改めて、ご結婚(ご婚約)おめでとうございます。

※本サイトは、読み流すだけで成長する「恋愛の学校」の校長が作成しています。ぜひ恋愛の学校にもお越しください。相談すれば回答があるかも?

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